塾講師目線からドラマ「ドラゴン桜」第6話を考察していきます。
「ドラゴン桜」は、雑誌「モーニング」(講談社)で2018年から連載の三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』が原作。2005年放送のドラマ『ドラゴン桜』の15年後を描く続編となっています。
毎週日曜21時から放映中。
ネタバレありなので、まだドラマを見てないよーって方はまず視聴してからどうぞ。
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ドラマ「ドラゴン桜」の記事まとめ
第6話あらすじ
東大専科は3日間の勉強合宿を行うことになった。桜木(阿部寛)が声をかけた小杉麻里(志田彩良)も健太(細田佳央太)の付き添いとして参加し、先日の勝負に破れた藤井(鈴鹿央士)も約束通りやって来た。
合宿初日、16年前に地獄の合宿で飛躍的に成長した経験をもつ水野は、地獄のカリキュラムを発表する。しかし、桜木が発表したカリキュラムは驚くべきものだった!そしていよいよ始まる東大専科の合宿。受験に挑むために最適な食事、運動、生活習慣などあらゆるメソッドを駆使し、令和の合宿に挑む一同。藤井、麻里の存在が彼らに与える影響とは…
そして更なるレベルアップを目指し、桜木はくせ者の国語講師を招へいする。東大合格に向けて着実に前進しているかにみえる彼らに不穏な空気がただよっていた…
ドラマ「ドラゴン桜2」から学ぶ勉強法~第6話編
朝の登校中、自転車がパンクする桜木の横を通り過ぎる小杉麻里。
東大専科のクラスでは前回放送された暗記力を高めるマジカルバナナゲームをしています。
マジカルバナナ
宇宙といったら銀河⇒銀河といったら天体⇒天体といったら地球⇒地球といったら青い~
そんな東大専科の様子を眺める小杉の世界史の教科書は読み込まれてボロボロです。
水野は小杉に「よかったら小杉さん専科に・・・」と誘いますが、すげなく断られてしまいます。
東大専科の教室を眺めている藤井に桜木が「やっぱり入りたいのか。興味津々じゃないか」と話しかけます。
藤井は前回の賭けで負けたので、東大専科の合宿に参加しなくてはなりません。
桜木は藤井に「専科に入りたいならいつでも受け入れてやる。ただし机と椅子は自分の分を担いでこい」と伝えます。
高原教頭は理事長に東大専科の合宿の許可をとります。
またゆくゆくは小杉と藤井が東大専科に入ることも許可を得ます。
奥田校長は小杉と藤井が入ったら東大は確実、理事長を辞めさせられますよと反対します。
もし東大に5名合格したら、高原教頭が理事長になります。
そして、先代は学園売却のために不動産関係者に会っているよう。。。
(原作では理事長が学園売却を目論んでいましたが、ドラマでは先代が売却を画策する立場のようです)
走れメロスをつかった要約問題
中学校の教科書にも掲載されている『走れメロス』。
主人公が友達のために走る話ですね。
走れメロスを10分で100字にまとめる。
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10分ではやはりなかなかまとめきれない様子のメンバー。
健太は1カ所メロスがメロンになるミスが。
天野は的外れ。
早瀬は感想を書いてしまっていました。
瀬戸は字が汚すぎて読めないという・・・。
(要約問題の採点をよくしますが、感想を書くのはアウトです。
字はなんとか解読しようとするけど、丁寧にはやっぱり書くべしです。)
まとめるためには何を抜け出せばいいのか分からない=原因は読解力が無いこと。
読解力とは作者が言いたいことは何なのかを理解して要約するつまり簡潔にまとめる力のこと。
読解力の欠如はどこからくるかというと、人生において本にふれてこなかったこと。
本を読む子はやはり、読解力は身についています。
読解力は幼い頃にどれだけ本に触れたかで決まる。
親の読み聞かせや本を読み、ものを調べることが幼い頃から日常的だった人ほど読解力はある。
ただし、読解力は大きくなってからでも十分に身につく訓練法もありますからご安心を。
2泊3日の勉強合宿スタート
朝6時、2泊3日分の荷物をもってドラゴン桜にこいと専科のメンバーにいう桜木。
桜木は小杉にも「合宿やるからこい」と声をかけます。
明朝、小杉も合宿に参加します。
最初にドラゴン桜の周りを競歩で20周歩き、脳を活性化させます。
そして、教室にはすでに藤井が勝負は勝負だからな、ときていました。
合宿初日の予定は『自由』。
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時間は自由に使う。何をやっても構わない。
自習だったらわざわざ合宿にきた意味が無いと騒ぐ専科のメンバーですが、桜木は教室を去ります。
「今日一日自由ってどういうことか」と教室をでていった桜木にせまる水野。
東大専科の勉強合宿カリキュラムを水野も前作のドラゴン桜でやったのと同じような内容で考えてきていたのです。
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<水野が考えた東大専科特別合宿カリキュラム>
0時~6時 睡眠
6時~7時30分 数学
7時30分~9時 英語
9時~10時30分 数学Ⅰ
10時30分~12時 国語
12時~12時30分 昼食
12時30分~13時 昼寝
13時~14時30分 英語
14時30分~16時 数学
16時~17時30分 国語
17時30分~19時 数学
19時~20時 夕食
20時~21時30分 数学
21時30分~23時 英語
23時~0時 暗記
ポモドーロテクニックを使うために90分刻みなのだろうなと思える予定ですね。
ただ朝食時間とか、お風呂の時間がないくらいハードなスケジュールです。
そんな水野に桜木は
「お前はいつの時代を生きてるんだ。お前の成功体験はときに邪魔になる。
古き良き伝統の教育法も時代がたてばただのゴミ。
強制と服従だけの時代は終わった。
今の子どもの価値観をまずは認めること。認めたうえで信じる。大人の役割はこの2つだけ」
と、ばっさり一蹴しました。
教室ではどうしたら何時間も集中して勉強できるかのコツを小杉に聞く奈緒と楓。
「逆にどうしてできないのかわからない」と答える小杉。
「勉強ができる人とできない人のちがいは何なのだろう?」と教室の外で単語を覚える瀬戸に話す楓。
天野は外でスタディサプリ を見ながら寝てました。
校内一周した奈緒はそんな天野を起こし、教室に戻ります。
ボロボロの小杉の教科書を教室の外から見て、「負けたくない」と教室に戻っていく楓、瀬戸、天野、奈緒。
東大受験は甘くない。
何千という優秀な生徒の中で勝ち抜かなくてはならない。
競争心に火がつかないやつは勝てない。
この合宿で専科のメンバーはそのことに気づいてきたのかもしれません。
脳と体を鍛える食事
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夜ご飯はポークカレー。
豚肉は栄養価も高く、倦怠感をなくすビタミンB1が多く含まれているから勉強で疲れた体にはぴったり。
ほうれん草入りのだしまき卵は脳の伝達物質必須アミノ酸が多く入っているスーパーフード。
脳と体を鍛えるために食事は大切。
一食一食を大切に。
大盛りカレーを食べる小杉を見た奈緒と天野は真似しますが、食後眠くなってしまいます。
勉強時間を増やそうとする受験生にありがちな失敗です。
急いでご飯を食べると血糖値が急激に上がる。
血糖値が急激に上がると糖をエネルギーに変えるインスリンが大量に分泌される。
食後に強い眠気や倦怠感をかんじるのはそのため。
予防策として、急いで食べない。腹一杯は食べない。
血糖値の急上昇をおさえるためには脳のエネルギー効率を考えた食事をすること。
そうすれば、集中した勉強時間をより多く確保できる。
また奈緒や天野をほっておいたのは、一度間違えた方が記憶に残るからあえて黙っていたのですね。
目の前の小石をどけることは簡単ですが、つまずいて失敗することで記憶に残り、もうしないようにしようって意識変革もできます。
あえて失敗もさせる教育は大事です。
夜の教室ではさらに勉強している藤井。
小杉も参考書をロビーで読んでいます。
「勉強なのかな。好きだから読んでいる」という小杉。
意識がちがいますね~~~。
試験日と同じルーティンを
桜木は鍋をたたいて、専科メンバーを5:45に起床させます。
朝6時、朝一番は習慣化アプリみんチャレアプリを使ったラジオ体操。
ラジオ体操はからだのあらゆる部位を効率的にほぐすことができる優秀なエクササイズ。
しかも、朝にやると効果が倍増。
朝の運動やストレッチは金って科学的にも証明されていますね。
制服でラジオ体操をすることに不満たらたらな専科メンバー。
東大入試はジャージで受けるわけではない。
試験本番を意識させるためにやっている。
朝6時本番と同じ時刻に起き、同じ食事をとり、試験時間に勉強し、本番前夜と同じ時刻に寝る。
日常的に試験日と同じ過ごし方をすると試験日が特別な日じゃなくなる。
そして、自分を落ち着かせるためには服装も重要なアイテム。
試験で100パーセントの力を出すためにはいつもの服装、いつものルーティンでいつもの力を出す。
本番で結果を出す重要な方法。
国語の特別講師登場~論説文を構造化する3パターン~
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国語の特別講師 太宰府治先生
「国語とは科学だ。創作とは建築学である。
優れた文章とは建築学にのっとって作られている。」
文章とは言いたいことは一つ。
一つの言いたいことを伝えるために作者は、手をかえ品をかえて文章を言い換えている。
読解=要約とは、文章をたんに読むことではなく、頭の中で構造化すること。
<論説文を構造化する3パターン>
同等関係(言い換え)※一番大事
A(具体的→絵にかける)
「雨だと思っていたけれど、晴れた。」
「怒られると思っていたけれど、怒られなかった。」
B(抽象的→絵にはかけない)
「つまり、予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。」
A=Bとなる関係ですね。
【接続詞】つまり・例えば・要するに・いわば・すなわち・言い換えれば
対比関係(それに対して)
A
「北海道の人口密度は67(人/km2)だ。」
B
「それに対して、東京の人口密度は6309だ。
生活にゆとりがなくなるのも無理はない。」
主張を明確にするために反対のものを示して対比する関係。
【接続詞】しかし・それに対し・一方・だが・が・ところが・けれども
因果関係
A(原因⇒結果)
「宿題を忘れた。だから叱られた。」
B(結果⇒原因)
「叱られた。なぜなら宿題を忘れたからだ。」
【接続詞】
A(原因⇒結果)だから・そのため・その結果・それで・したがって・よって
B(結果⇒原因)なぜなら・というのも・その理由は・きっかけは
東大の読解問題は同等関係=言い換えが一番重要。
国語だけでなく英・数・国・理・社全ての教科において言い換えは大事。
数学は与えられた式を展開し、与えられた文章を数字に変換する。
=同値変換を行う教科。
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公式だけを覚えても、値を言い換える力がないと解けない。
(例:2016年東大過去問数学)
理科・社会は教科書で出た知識を設問に合致する形で言い換えて答える教科。
(例:2018年東大過去問日本史)
英語も言い換える力を使って理解し合う教科。
(例:2018年東大過去問英語)
全ての教科において求められるのは、言い換える力。
「つまり」「例えば」「要するに」「いわば」「すなわち」「言い換えれば」
何が言いたいのか、問い続ければおのずと答えは見えてくる。
読解力を身につければ全教科レベルアップができる。
「言い換え」の力を上げたいならこちらの問題集がオススメです。
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集 福島隆史
小学生の問題集じゃんと侮るなかれ。
ドラマででてきた「同等関係(言い換える力)」「対比関係(比べる力)」「因果関係(たどる力)」が一冊で学べます。
今まで意識したことなかったなら、まずはこの問題集1冊をやってみてください。
ぐんっと力が伸びますから。
問題集でなく、読み物として読みたいならこちらをどうぞ↓
英単語しりとり
専科のメンバーたちは外に出て、歩きながらリズムにのりながら英単語しりとりをします。
「speak」→「 keep」→「 project」→「track」
一番最後のアルファベットからつなげていき、間違えた生徒がバカハチマキを巻きます。
体を動かしながらのほうが暗記はしやすいので、理にかなってますね。
そんなところへ小杉の両親が学校へやってきます。
東大専科の担任として桜木と水野が対応します。
勝手に大学に行かせようとするなんてどういうことかと憤る父親。
「大学に進学するかどうかは本人が決めることです。」という桜木に対し、麻里は進学を希望していないと返す父。
「大学へはいきません」と答える小杉。
「私は親です。麻里のことは一番よく分かってる。
女の癖に何が東大へいける実力ですか。
娘を大学にいかせるつもりはない。退学させます」と言い、小杉を引っ張って帰る小杉の父親。
小杉をこのままにしていいのか、と憤る専科のメンバーたち。
「東大いくのに親の許可なんかいらねえだろ」と珍しく藤井くんも同調して感情的になっています。
(前回まであんなに性格悪いポジションだったのに!!)
そんなメンバーに
「小杉は受験さえすれば東大に行ける。
あいつが覚悟さえ決めればな」と返す桜木。
朝6時ドラゴン桜に集合といい「勉強しろ」と教室をでていく桜木。
小杉の家では、「卒業まではせめて・・・」と頼む麻里に
父は「お前のためを思って言ってやってるんだ。ダメだ。退学だ」と取り付く島もない。
そして、父は麻里に手をあげます。
理事長室では桜木が理事長に何か頼みをしてるようです。
要約のキーワードを並び替える方法
合宿最終日。
走れメロスをキーワードを使って要約します。
<キーワードを並び替える方法>
1.時系列順
出来事が起こった順番に並べる方法
例:メロス→邪智暴虐の王→信じる→友→人質→諦める→約束→仲間
2.主語述語法
具体的に誰がどうなったか、文を作る方法
例:メロスは友を人質にした→友との約束を諦めることなく戻ってきた→邪智暴虐の王は信じることができない。改心して仲間になった。
以上を参考にして、走れメロスの100字要約の模範解答
『メロスは邪智暴虐の王に直訴し処刑されそうになる。だが親友のセリヌンティウスを人質に三日の猶予を得る。彼は困難にも諦めることなく約束通り戻る。彼と友との絆を見た王は信じる心に感動し、仲間になる。』(100字)
要約とは、作者の言いたいこと。
読解力とは、「相手が何を言いたいのか」読み取る力ともいえる。
桜木は専科のメンバーに特別にやってもらいたい課題を出します。
小杉は退学するのか!?
早急に退学の手続きをとやってきた小杉さんの両親と水野。
小杉の頬は腫れています。
桜木と水野もその場にいきます。
退学したあとは麻里は父親から良い就職を与えられ、早いうちに優秀な相手を見つけて結婚させる。
女にとってそれが一番幸せなんです、と言う父親。
「ちょっと意味が分からない」と返す水野。
「女で高学歴なんていったら、あの女のように生意気な上に人を見下すくずみたいな人間になる。
だから、女に学歴は必要ないんだ」と嘲笑する父。
そんな父に桜木は「誰よりも学歴にこだわっているのはあなただ。
学歴で悔しい思いをしてきたからじゃないですか?
なのに、なぜそれを娘に与えようとしないんだ。」
「女だから必要ないんだ」と返す父に桜木は
「違うだろ。あんたは単に娘を自分より優位にたたせたくないだけだ。
女に学歴は必要ない。そういう時代錯誤なやつっていうのは自分のプライドを守るために古い考えに固執し、今の世界をみようとしない。
コンプレックスをもつのは結構。
そのちっぽけなプライドを守るために娘の自由を奪い、力ずくで押さえこもうとしてる。
そういう親こそ本当のクズやろうと思うがな」
「うるさい!
大切な娘をこんな学校に通わせていたかと思うと吐き気がする。帰るぞ」とおびえる麻里を父は引っ張ります。
「娘さんを傷つけて大切な娘といえるんですか?
どんな理由があるにせよ、家族に暴力をふるっていい理由にはなりません。」と水野。
適切な対処をする必要があるから警察へという道もありましたが、水野本人から昨夜電話で通報だけはやめてほしいとの訴えがあったのでした。
10年前、祖父が死に、会社がつぶれて苦労してから父はこうなったのでした。
昔は暴力なんて振るう人じゃなかった。
麻里が我慢すればそれでいいから警察にはいわないで、と。
子どもには親を信じて生きる道しかない。
「良い父親でいたい。」それができなかった苛立ちを苦しみを麻里は理解してる。
「もう彼女を自由にしてやれ。
小杉は、彼女はずっとあんたのことを信じてきたんだ。」
こみ上げて泣く父親。
その場へ健太が「できた!課題できた!!」と専科メンバーとともに乱入してきます。
ここで発表しろ、という桜木。
みんなは小杉麻里が東大に入るべき理由の要約を作っていたのでした。
「小杉麻里は東大に行くべきだ。なぜなら彼女の集中力は素晴らしいものがある。」(瀬戸)
「例えば、集中力がある人は勉強の質も仕事の質も高めることができる。」(奈緒)
「つまり、集中して勉強したり、仕事している人はより多くの知識を吸収することができる可能性が高いのだ。」(天野)
「そして、東大は社会に役立つあらゆる知識を集中的に吸収することができる知識の総本山だ。」(藤井)
「だからこそ、東大には社会で活躍できる集中力がある人が集まっている。
つまり、小杉麻里こそ東大に入り、活躍の幅を広げるべきだ。」(健太)
「良い文章かどうかは分からないけど、みんなが言いたいことは伝わった。
私、みんなと目指したい。
みんなと東大にいきたい。」と父に向かって涙する麻里。
「すまなかった」と麻里に謝る父。
麻里は一緒に東大を目指すことになりました。
そして、小杉の両親は離婚の方向で動くことに。
理事長は二人の住む場所なども手配してくれました。
桜木が理事長へ頼んだことはコレだったのですね。
東大専科の教室には麻里と藤井の二人。
「お前の家もいろいろ大変だったんだな。」と言う藤井。
藤井は兄2人が超優秀で、藤井だけ高校受験を失敗し肩身が狭い家庭環境なようです。
「人それぞれ、みんな楽に生きてる人はいないんじゃない?」と返す麻里。
合宿の終わり「この3日間で力ついた気がする」という奈緒に桜木は
「それはただの勘違いだ。だが、もっともっと勘違いしていけ。」
藤井へは「お前の大事な時間をすまなかった。今日までありがとな」と伝える。
藤井に今日までありがとう、と伝える東大専科のメンバーたち。戸惑う藤井。
「手間がかかるやつだな。
お前はまだ本番で負けてねえ。勝負はこっからだ。
どうする藤井、兄貴や親父を見返すんだろ?
専科に入れば、俺がお前を東大に合格させてやる。」という桜木。
「俺も入りたい。俺も東大専科に入りたい」という藤井。
「どうする健太?」と聞くと、藤井に握手を求める健太。
「藤井君一緒に勉強しよ」
「この間はごめん・・・」と、まるくおさまりました。
東大専科のメンバーはいよいよ7名に。
コレで全員かな。
「東大合格5名出せそうかな」と廊下では桜木に確認する先代理事長。
何かを企んでいる雰囲気はぷんぷんです。
次回は
次回は東大模試を受けることに。
模試で合格見込みがないと出た者は東大専科をやめることに。
東大模試はどうなるのでしょう?
合格見込みがないのはF判定かな?
そして、個性全開の英語講師が登場するようです。
次も楽しみですね!