ドラマ『ドラゴン桜2』～原作漫画との違いを考察～

2021年4月『ドラゴン桜』のドラマ、シーズン2が始まりましたね。

2018年から週刊『モーニング』で連載された『ドラゴン桜2』を原作としたドラマ。
塾講師として、原作マンガは読んでますし、ドラマも楽しみにしていました。

ただ実際にドラマを見ると、原作とはかなり違うところが多々ありましたね。
何が違うのか、どこが違うのか一部ネタバレ有りで考察していきます。

ドラマ「ドラゴン桜」の記事まとめ

1．ドラゴン桜マンガとドラマの違いは何？

2.　ドラゴン桜第1話～偏差値32の龍海学園

7．ドラゴン桜第6話～読解力アップの3ポイント

8.　ドラゴン桜第7話～英語ヒアリング力UPのコツ

9．ドラゴン桜第8話～夏を制する攻略法

10.ドラゴン桜第9話～共通テスト

11．ドラゴン桜最終回～W逆転劇

『ドラゴン桜』ドラマと原作漫画の違いはどこ？
最後に

『ドラゴン桜』ドラマと原作漫画の違いはどこ？

マンガ『ドラゴン桜2』　あらすじ

リンク

『ドラゴン桜2』
作者は三田紀房。
2018年から2021年まで連載された。全139話。

桜木が水野と矢島を指導した10年後を舞台としている。

桜木らのノウハウを引き継いだ龍山高校は進学校へと一気に成長したが、教職員らが影で「女帝」と渾名する龍野久美子が理事長代行となってからは、有名私立大学の合格実績がさらに上がる一方で東大合格者は年々減少し、ついにゼロとなった。これを機に桜木は龍山高校の理事となり、既存の特進クラスとは別に「東大専門コース」略称「東大専科」を設置すると独断で宣言し、自身の弟子にして龍山高校初の東大合格者であり、現在は桜木の下で弁護士を務めている水野にその担当を命じた。

ドラマ『ドラゴン桜』　あらすじ

2021年4月25日（日）21時からTBSにて放映。

龍山高校での成功をきっかけに同様の底辺高校再生の仕事が舞い込むようになった桜木。
虎ノ門に事務所を構える順風満帆の弁護士人生を送っていたが、2年前に依頼された高校で特進クラス8人中7人を東大に合格させたものの、一人だけ落第した男子生徒・米山がナイフで桜木を刺した上に自殺未遂を起こしたことにより、マスコミから叩かれる一大スキャンダルとなり、自身も消息不明となっていた。前シリーズでの教え子であり東大卒業後に弁護士となって桜木法律事務所で働いていた水野直美は独立して事務所を設立したものの経営が行き詰っており、かつての龍山に匹敵する落ちこぼれ校「龍海学園」から翌年に東大合格者を5名出す条件で再建を引き受けることで起死回生を図る。福井県で自堕落な生活をして落ちぶれていた桜木を見つけた水野は、桜木を再び教育の場へと連れ出そうとする。

ドラマとマンガの違い

舞台がちがう

マンガでは桜木が最初に指導し、水野が卒業した龍山高校（偏差値50前後）が舞台であったのに対し、ドラマの舞台は全くの別の学校、龍海学園（偏差値30）が舞台となっている。

マンガでは前作の偏差値30から東大へという離れ業でなく、今作は偏差値50から東大を目指していくというスタイルという変化もあったが、ドラマが偏差値30台の学校というのは驚きです。
これはもう別物のお話と思っていた方がいいかもしれません。

コース名称がちがう

東大専門コースが東大専科という名称になってます。

また、マンガでは早瀬菜緒（偏差値50～55）と天野晃一郎（偏差値52．5）の2人だけでスタートしていますが、ドラマではさらに東大専科に参加する登場人物が増えそうです。

理事長の肩書きがちがう

龍野久美子は原作では理事長代行であるが、ドラマでは理事長を務めている。
代行であるがゆえのあれこれはドラマではどうなるのでしょうか。

桜木弁護士の熱意がちがう

マンガでは桜木弁護士は特段事件も無く、法律事務所を設立し、学校再建のエキスパートとして順風満帆な弁護士人生を歩んでいた。ただし、成功体験としてモデルにしていた龍山高校が東大合格者ゼロとなり、おちぶれてしまったことを知り、同じ事務所で働く元教え子水野とともに学校再建に理事として乗り出すのです。

ドラマでは水野にお膳立てされて、嫌々再建に協力しているようにみえる桜木ですが、マンガではむしろ桜木の方が学校再建には乗り気です。
この学校が成功していないと、他の仕事もなくなってしまうと必死。

新しいコース設立の生徒の前でのスピーチも水野が話すシーンはなく、むしろ桜木一人でスピーチしていました。
ドラマとは桜木弁護士の熱意や立ち位置がかなり違います。

原作にはない登場人物たち

複数の大学から推薦が来るバドミントンのトップ選手の岩崎楓（平手友梨奈）やSNSで桜木や水野を罠にはめる岩井（西垣匠）と小橋（西山潤）などマンガにはいなかった登場人物もたくさん出ています。

校舎内をバイクで走り回る大立ちまわりはすごかったです。

マンガとドラマの合格者の違い

マンガでは東大クラスの早瀬奈緒、天野晃一郎。
難関大コースの小杉麻里、藤井遼。

4人とも合格でハッピーエンドとなっていました。

が、ドラマでは早瀬奈緒と藤井遼は不合格に。
合格したのは、天野晃一郎、小杉麻里、原健太、岩崎楓、瀬戸輝の5人が合格です。

なお、ドラマでは、早瀬奈緒は青山学院大学経営学部に合格したので、青学に進学することになりました。

第一作と同じく、マンガとドラマの合格者が違うという面白い結果になりました。

最後に

マンガ『ドラゴン桜2』は完結しているものの、ドラマは舞台も変わり別物として楽しむことができそうです。
前作でもマンガとドラマでは結末が違っていますので、今作も先はわからないかも。

今後も楽しみに見ていきたいですね。
次の第二話は5月2日（日）放送。
勉強法についても楽しみにチェックしていきましょ。