2021春から、高校も中学校も全コース共学になった崇徳学園。
共学になるだけでなく、新しくいろんな変革をとげるようです。
従来の崇徳を知っている大人は特に今までの崇徳とは変わってますので、要注意です。
定員数の変化
2020年度入試では、
専願併願あわせて120名の定員が
2021年度入試からは専願併願あわせて90名と変化しています。
2020年度
志願者専願82名、併願58名
受験者専願77名、併願33名
合格者専願47名、併願19名
従来も合格者が120名いたわけではないので、ここは大きな変化とはならないでしょう。
合格レベルに達しているか、否かが大事な点となりそうです。
入試スタイルの変化
従来は
専願2教科
国語120点50分算数120点50分面接5分。
併願の4教科
国語120点50分算数120点50分社会80点40分理科80点40分
の入試スタイルだった崇徳中学校ですが、
2021年度から従来型の入試にプラス新しいスタイルの入試制度が導入されます。
新制度:特別選抜型(前期専願)
基礎学力テスト50分国語算数 合計100点
小学校の成績や活動歴など、人物重視型の入試。
事前に資格審査あり。
学力テストは小学校履修範囲を超えるものは出題しない、とのことです。
特別選抜型の資格審査って?
(2021年令和3年入試の例)
▼資格資格の参加条件以下の①~③の条件を全て満たすもの
① 2021(令和3)年3月に小学校卒業見込みのもの
② 次のア~エのいずれかに該当するもの
ア.高い志を持ち、学業を通じて大学進学を目指す者
イ.スポーツで活動実績が輝かしい者
ウ.外国における在住期間が1年以上の者
エ.あゆみ(通知表)で学習生活の双方において極めて良好である者
③資格審査を経て、特別選抜型で合格した場合、入学を確約できる者
②のアとエに関しては
中学受験を志すかたはだいたいあてはまるのではないだろうか、
と個人的には思います。
基本的にはイとウの人材を求めているのだろうけど、
広く門戸を開放してくれている、という印象です。
崇徳中学が第一志望ならば、
特別選抜型入試を検討してみるのもアリではないでしょうか。
ちなみに資格審査は無料で受けることができます。
11/24(火)~12/4(金)申し込み12/12(土)資格審査試験。
資格試験審査日は英数国理社から1科目体験授業をうけ、ふりかえりをします。
2021年特別選抜型入試を受けたのは8名(男子3名/女子5名)は全員合格して、入学しています。
100%の合格率はすごいですね。
新制度:適性検査型
適性Ⅰ 100点 50分 適性Ⅱ 100点 50分
公立一貫校と同様な入試を導入するようです。
公立対策だけにしぼって重点的に学習してきた受験生には
挑戦しやすい学校となるのではないでしょうか。
2021年(令和3年)崇徳中学入試の結果は?
前期専願 2教科型 | 前期専願 特別選抜型 | 前期併願 4教科型 | 前期併願 適性検査型 | 後期 2教科型 | |
志願者数 (男子/女子) | 109名 (80名/29名) | 8名 (3名/5名) | 154名 (116名/38名) | 27名 (16名/11名) | 61名 (46名/15名) |
受験者数 (男子/女子) | 109名 (80名/29名) | 8名 (3名/5名) | 152名 (114名/38名) | 26名 (15名/11名) | 50名 (39名/11名) |
合格者数 (男子/女子) | 20名 (11名/9名) | 8名 (3名/5名) | 23名 (16名/7名) | 6名 (2名/4名) | 6名 (3名/3名) |
合格点 | 120点 | 非公表 | 280点 | 100点 | 120点 |
入学者数 (男子/女子) | 20名 (11名/9名) | 8名 (3名/5名) | 2名 (1名/1名) | 1名 (1名/0名) | 6名 (3名/3名) |
平均点 | 国語 48.7/120点 算数 48.0/120点 | 非公表 | 国語 55.3/120点 算数 66.8/120点 理科 42.9/80点 社会 33.0/80点 | 適性Ⅰ 41.0/100点 適性Ⅱ 41.4/100点 | 国語 53.7/100点 算数 44.4/100点 |
合計 | 96.7/240点 | 221.8/400点 | 82.4/200点 | 98.1/200点 |
2021年度合計
総志願者数(男子/女子) 359名(261名/98名)
総受験者数(男子/女子) 345名(251名/94名)
合格者数(男子/女子) 63名(35名/28名)
入学者数(男子/女子) 37名(19名/18名)
受験者数に比べて、合格者数が非常に少ないです。
合格点に達しているかどうか。
ここがポイントとなりそうです。
体感的に修道中・広島女学院中に合格レベルの子でさえ不合格となるケースも出てますので、簡単に入れる中学ではないと考えておいて下さい。
数年前までは比較的、入学が簡単な私立中でしたが、共学化とともに難関中へと変わっています。
まとめ
文武両道で、立地がよく通いやすい崇徳学園。
共学化とともに変わる入試制度で人気や偏差値に変動が出ています。
昔と比べると非常に入学が難しい中学となっています。
また、高校も2021年の入学者数が共学化により増えすぎたため、次年度以降は合格者を絞り、難化するそうですのでお気をつけを!!
崇徳中学校についてはこちらもご参考に↓
https://www.sotoku.ed.jp/
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