最近、総合型選抜入試っていうのを知ったんだけど・・・
いつまでに総合型選抜対策を始めれば間に合うの?
もう無理?
どうなのーーーー??
って方、いらっしゃいませんか?
この記事では
「総合型選抜入試(旧:AO入試)対策を始めるのにおすすめな時期」
や
「高三でも間に合うのか、間に合わないのか。ギリギリ時期はいつだ?」
について、現役塾講師がお伝えしていきます。
現役塾講師が総合型選抜、間に合うのかどうか解説していきますよー
総合型選抜対策におすすめなのはこちら⇒
総合型選抜入試とは
そもそも総合型選抜入試って何なのでしょう?
『総合型選抜』とはAO入試(アドミッション・オフィス入試)の新名称です。
2021年度入試からAO入試という名前から総合型選抜という名前に変わりました。
出願書類の志望理由書や、実技試験の面接などを通じて、受験生を総合的に評価し、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)が合っているかで合否が決まる入試です。
また大学入試改革により総合型選抜に変わってから、すべての入試方式で学力評価するようにという方針が打ち出されました。英語資格試験、プレゼンテーション、小論文、面接、共通テスト(旧大学入試センター試験)などの学力評価の方法を導入することも必須となっています。
近年の受験状況として、推薦合格者(総合型選抜・学校推薦型選抜)が私立大学の入学者の5割を超え、国公立大学でも1割を超えてきています。
いきたい大学に合格するチャンスを増やすためにも、ぜひ検討したい入試の一つです。
私立大学は50%以上も推薦入試で合格してるんだ。
知らなかった!!
総合型選抜のスケジュール【出願時期・入試・合格発表はいつ?】
まずは気になる大学のホームページをチェックするようにしておきましょう。
総合型選抜などの入試情報は6月頃にはアップされている大学が多いです。
オープンキャンパスに参加することが出願条件になっている大学もあるので、お見逃しなく。
総合型選抜の出願手続き(9月~)
総合型選抜入試の出願手続き(願書の提出や受験料の納付など)は、9月~12月にかけて行われます。文部科学省によって「原則として9月1日から出願受付可能」と定められているからです。
注意ポイントですが、
大学によっては出願の前に「エントリー」という手続きをしなければいけないことがあります。
エントリーとは「総合型選抜(旧AO入試)を出願するための前段階の手続き」のことで、大学によっては5月~6月ごろにエントリーを済ませておかなければならないところもあります。
エントリー内容は、web登録やオープンキャンパスに必ず出席することなど、大学によって様々です。
「気が付いたら、エントリー終わっていた!」
といったことがないように、気になる大学のHPはこまめにチェックしておきましょうね。
総合型選抜の入試(9月~2月)
出願手続きが終わると、入試です。
早い大学では9月半ばから試験が始まります。
多くの大学では10月~11月にかけて試験が実施されます。
少数ですが、年明け~2月にかけて試験を実施する大学もあるので、下調べは入念にしましょう。
一般的な大学受験が1~3月、学校推薦型入試が11~2月にあるのと比較すると、総合型選抜入試は一早くある試験ともいえます。
総合型選抜入試の合格発表(11月~)
合格発表は、11月~12月にかけて行われることが多いです。
合格発表も出願手続きと同じように、文部科学省によって開始時期が「11月1日以降」と定められているからです。
12月に出願した場合の合格発表は年明けになりますが、9~10月に出願した分については、遅くとも年内には結果が出ると思ってもよいでしょう。
ちなみに併願はできるの?
⇒総合型選抜(AO入試)は専願が基本です。
大学や学部によって出願や試験日程が違っているなら、いくつかの大学を同時に出願できるじゃん。
って、思っちゃいますよね。
気持ちはよくわかります。
多くの大学は、総合型選抜の受験者に合格したら必ず入学すること、いわゆる「専願」での出願を求めています。また、複数の大学に出願することを禁止してはいないものの、あくまで第一志望であることを求めている大学がほとんどです。なぜなら、総合型選抜の趣旨は、アドミッションポリシーにマッチした入学意欲の高い人物を採用することにあるためです。
ただし、同大学内の他学部については、出願時期が異なれば併願可能とする大学もあります。また、近年は他大学との併願を許可している大学も増えてきています。チャンスを広げたい場合は、併願の可否をしっかりと募集要項でチェックしておきましょう。
ちなみに、総合型選抜と一般入試は併願が可能です。
総合型選抜が不合格だった場合、他の大学はもちろん、同じ大学の一般選抜を受験してもなんの問題もありません。
総合型選抜に挑戦する場合、総合型選抜の対策はもちろん、一般入試の対策も念入りに行っておきましょうね。
総合型選抜の併願が可能な主要大学・学部
私立には、総合型選抜で他大学との併願を認める大学が各地にあります。
ここでは、他大学との併願が可能な主要大学・学部をエリアごとに2022年の例を紹介します。
〈北海道・東北エリア〉
〈関東エリア〉
大学 | 学部 |
中央大学 | 法学部 国際経営学部 商学部 文学部 |
明治大学 | 商学部 政治経済学部 法学部 文学部 農学部 国際日本学部 総合数理学部 理工学部 |
武蔵大学 | 経済学部 人文学部 社会学部 国際教養学部 |
武蔵野大学 | アントレプレナーシップ学部 データサイエンス学部 グローバル学部 法学部 経済学部 経営学部 教育学部 文学部 人間科学部 工学部 |
國學院大學 | 文学部 神道文化学部 法学部 経済学部 人間開発学部 観光まちづくり学部 |
東京都市大学 | 理工学部 建築都市デザイン学部 情報工学部 環境学部 メディア情報学部 都市生活学部 人間科学部 |
帝京大学 |
〈中部エリア〉
大学 | 学部 |
中京大学 | 国際学部 文学部 心理学部 法学部 経済学部 経営学部 総合政策学部 現代社会学部 工学部 スポーツ科学部 |
名古屋学芸大学 | メディア造形学部 |
名古屋外国語大学 | 外国語学部 現代国際学部 世界共生学部 世界教養学部 |
藤田医科大学 | 医療科学部 保健衛生学部 |
山梨学院大学 | 法学部 経営学部 国際リベラルアーツ学部 スポーツ科学部 |
〈近畿エリア〉
大学 | 学部 |
立命館大学 | |
関西大学 | |
関西外国語大学 | 英語キャリア学部 外国語学部 |
大阪経済大学 | 経済学部 経営学部 情報社会学部 人間科学部 |
甲南大学 | 文学部 経済学部 法学部 経営学部 マネジメント創造学部 理工学部 知能情報学部 フロンティアサイエンス学部 |
畿央大学 | 健康科学部 教育学部 |
〈中国・四国エリア〉
〈九州・沖縄エリア〉
大学 | 学部 |
立命館アジア太平洋大学 | アジア太平洋学部 国際経営学部 |
筑紫女学園大学 | 人間科学部 |
現時点での併願可能な大学です。必ず出願の際には募集要項をチェックしてください。
学部間の併願不可だったり、第一志望とするなら併願可能など詳細な条件付きの学校もあります。
総合型選抜入試(旧:AO入試)対策を始めるのにおすすめな時期
余裕をもって準備できるベストなスタート時期は高校2年生の2~3月です。
・受験した大学を調べる時間
・必要な資格試験を受験する時間
・自分をみつめ、なぜ大学にいきたいかを深堀していく時間。
じっくり時間をかければかけるほど、面接や小論文が有利になっていくのは事実です。
出願書類はとくにブラッシュアップする必要があるので、時間があればあるほど合格可能性が高くなります。
またオープンキャンパスに実際に参加したり、各大学のアドミッションポリシー「大学(または学部)が定める理想の学生像」を理解するためにも早め早めに動く必要があるでしょう。
ちなみにアドミッションポリシーは大学ホームページや、総合型選抜の募集要項などで確認することができます。
高3から総合型対策は間に合うのか、間に合わないのか?
結論からいうと、間に合います。
出願条件(評定や資格など)がそろっているのならば、出願までに出願書類を提出できるのなら、総合型選抜受験は間に合います。
実際に合格した人の中には高3の7月から対策を始めた人や2週間前に出願を決めた人もいるのです。
ただし、ゆっくり準備をすすめてきた人のほうが出願内容が洗練されていることのほうが多いのも確かです。
時間がない中で、早く正確に準備をすすめていく必要があるということは自覚しましょう。
出願書類や面接、小論対策など、総合型選抜の対策は自分ひとりでするのは難しいものです。
客観的に第三者の視点から、自分の書き出したものをみてもらう必要があります。
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