広島県では2023年(令和5年度)の公立高校入学者選抜から入学者選抜制度が変わります。
つまり、2021年現在中学校2年生以下の学年からは高校入試の制度が変わるのです。
とはいっても、現在の中3生の皆さんは現行通りの試験を受けることになります。
そこで、本日は現行の広島県公立高校入試を徹底分析していきたいと思います。
新制度の広島の公立高校入試についてはこちらをチェック↓
広島の公立高校入試の仕組み
選抜試験は3つある!
広島県の公立高校入試は
選抜Ⅰ(推薦入試)
選抜Ⅱ(一般入試)
選抜Ⅲ(二次募集)
という3段階があります。
ただし、選抜Ⅲは追加募集がかかる高校のみです。
広島市内はまずありません。
一般的には選抜ⅠとⅡを受ける人が大多数となります。
公立高校入試の日程
2022年令和4年の広島の公立高校入試の日程は以下の通りです。
出願日程 | 入試日 | 合格発表 | |
選抜Ⅰ(推薦) | 2022/1/20~25 | 2022/2/3 | 2022/2/8 |
選抜Ⅱ(一般) | 2022/2/15~18 (変更2/19~24) | 2022/3/7~8 | 2022/3/15 |
選抜Ⅲ(二次) | 2022/3/18~22 | 2022/3/23 | 2022/3/24 |
例年この流れは大体変わりません。
選抜Ⅰ(推薦入試)
合否判定は?
中学校からの推薦書・志望理由書・調査書、および面接、小論文または作文、実技検査などの結果により総合的に判断される。
大体、内申点:面接=1:1の評価といわれています。
普通科では定員の20%、専門学科、総合学科では定員の50%が合格者です。
合格するのはかなり難しいと考えていたほうがオススメです。
内申点について
調査書の学習の記録(内申点)は135点満点
《1~3学年の9教科の評定》
5点満点×9教科×3学年=135点。
つまり、中1~中3の内申点すべてで判定されます。
選抜Ⅰについては、中3の後期中間テストまでの内申で評価されます。
▼選抜Ⅰについてはこちらの記事もご参考ください▼
選抜Ⅱ(一般入試)
合否判定は?
調査書(130点)および学力検査(125点)面接、実技検査の結果によって総合的に判断されます。
なんと、内申点と当日の学力検査では内申点のほうがやや上回る評価をされます。
なので、広島の高校入試は入試当日にはもう半分の得点は決まっているようなものなのです。
内申点について
調査書の学習の記録(内申点)は130点満点
《1~3学年の9教科の評定》
※実技教科は2倍評価になります※
5点満点×5教科(国語・数学・社会・理科・英語)×3学年=75点
5点満点×4教科(音楽・美術・技術家庭・体育)×3学年×2=120点
75点+120点=195点
195点×2/3=130点
選抜Ⅱについては中3後期期末テストまでの内申で評価されます。
学力検査
学力検査は125点満点。
50点満点×(国語・数学・社会・理科・英語)×1/2=125点
一部学校では以下の通り、傾斜配点を行っています。
学力検査の傾斜配点
- 広島国泰寺(普通科)・広島皆実・広島井口・広島観音・舟入(普通科)・沼田(普通科)・可部・高陽東・五日市・美鈴が丘・廿日市・廿日市西・呉市立呉・・・数学・英語×2
- 安芸府中(国際科)・・・英語×2
- 広島国泰寺(理数)・・・英語・理科×2
- 大門(理数)・・・数学・理科×2
- 祗園北(普通科)・・・数学・英語×1.5
- 祇園北(理数)・・・数学・理科×1.5
まとめ
広島の現行の入試制度は内申点の配分が高く、しかも中1から中3までが評価されるため、コツコツがんばってきた生徒には有利にはなっています。
しかし、中3になって急激に成績が伸びてきたという生徒が評価されにくい仕組みです。
現中2・中3生は現行のテストですので、まずは内申点のキープ!
そして、当日の試験への対策をがんばってすすめましょう。
応援してます!!