こんにちは。
塾講師さくらです。
本日は中学受験の保護者様向け【我が子への声のかけ方】についてお伝えしていきます。
受験でピリピリ。
そのうえ、反抗期も始まるお年頃。
受験はうまくいったのに、その後の親子関係はずたずたになってしまう。
残念ながら、そんなケースを何度もみてきました。
きっと中学受験を目指している親も子も最後はいがみあうような関係になることは望んでいなかったはずなのです。
親子関係が壊れない声かけを我が子にはしていきましょう。
どうせなら子どもが求めている言葉、かけてほしいな。
親の言葉はもう少し頑張れる力にもなるし、心が壊れるきっかけにもなるから
中学受験生が親に求めている言葉
「勉強しなさい」
ついつい我が子に言いたくなる言葉ですよね。
私も受験生の母なので、すごくすごくよく分かります。
塾や学校から帰ってきて、いつまでもソファーでだらだらしている姿をみていると親の方が気持ちが焦ってきちゃいますよね。
ただ、この「勉強しなさい」は受験生にとっては言われたくない言葉です。
しかも、言われたからってやらないし、本人もやらなきゃいけないことはもう十分分かってるからイライラするしかない言葉なのです。
では、中学受験生が親に求めている言葉は何でしょうか。
それは
「褒める」
「認める」
「勉強以外の話題」
です。
褒める・認める
人間はついついできていないことに目が向きがちです。
注意の言葉は多分きっと親ならばいくらでも出てくると思うんです。
ただし、
「頑張ってるなぁ」
とか
「よくやってるなぁ」
っていう思いはわりと心の中だけで完結させてしまいがちではないですか?
心の中で思っているだけでは相手に伝わることはないですよね。
「頑張ってるね」
「○○ならできるよ」
「前回はできなかったここができるようになったね」
受験生は親から褒められたり、認めてもらえる言葉を求めています。
褒めすぎかなというくらいがちょうどいいと思っていてください。
勉強以外の話題
ちょっと考えてみて下さい。
小学校の授業を6時間受け、そのあと塾で3~4時間勉強している中学受験生たち。
毎日が残業続きなブラック社会人並みに頑張っています。
とっても疲れているんです。
どっぷり勉強をした後に家に帰ってきて
「勉強はどうだった?」
「もっとがんばりなさい」
と、矢継ぎ早に言われてしまうと、うんざりするのは想像できそうですよね。
仕事で疲れて帰ってきて
「今日の仕事のここがダメだったね」
「もっと頑張りなさいよ」
と仕事のダメだしを家でされるのはうんざりしちゃいますよね。
リラックスしたい家では勉強以外の話をしたいと受験生が求めていることも多いです。
明るくニュースの話題について話したり、
ほんの何気ない笑えるような話題でちょっとホッとする。
そんな時間も必要です。
受験まで勉強の進度は気になるでしょうが、そこはグッとこらえて。
(わかります。わかりますとも!)
家にいる間は保護者の方はどんとかまえて笑顔で、
「 褒める」「認める」「 勉強以外の話題」 を心がけてみましょう。
こんな言葉かけはNG!
ついでにこんな言葉かけはやめておきましょうねって一例を。
模試の偏差値だけで一喜一憂
模試の偏差値で激しく叱ったり、逆に褒め称えすぎたりするご家庭もあるようです。
が、模試の偏差値に一喜一憂するのはやめましょうね。
厳しく叱る必要もありませんからね。
叱ったからって偏差値伸びないですよね?
その後のメンタルを立て直しで勉強に向かわせるのに時間を失うだけです。
模試はあくまでも模試。
今の自分の立ち位置、苦手分野、できていない分野、そして得意な武器をしることができる分析に使いましょう。
だれかと比較
兄弟姉妹、親、親戚、クラスメート、近所の人。
誰かと比較して良いことになることは絶対ないです。
「父さんがおまえのときには~」など、ついつい悦にはいって自分語りしつつ比較してしまうケースが多いですが、本人のやる気を失うだけです。
やめましょうね。
勉強しなさいは言い換えよう
勉強しなさい、も言いたくなるけど、言わない方がよい言葉です。
冒頭でも述べましたが、「勉強しなさい」と言われて良い気分になることはほぼないです。
ただどうしても気になる!!
勉強へ促したい!!
そんな時には「何時から今日は勉強する予定?」と本人に予定を決めてもらいましょう。
NGワードを言ってしまったら
親だって人間です。
間違えてしまうときだってあります。
そんな365日24時間聖人君子ではいられないときだってあります。
間違えたときは我が子に
「ごめんね。さっきのは良くない言葉だった」
と謝りましょうね。
人間ですもの。
間違いもおかします。
コミュニケーションをとりながら、受験期を乗り切りましょう。
そして、保護者の方は受験に集中しすぎずにカフェにいったり、映画を観たり。
自分を満たすということも心がけて下さい。
親に余裕がないと、子どもも余裕がなくなってしまいますからね。
まとめ
中学受験生への声かけは
- 褒める
- 認める
- 勉強以外の話題
これを心がけてみて下さい。
だんだん余裕がなくなると、きつく言いたくなることもあるかも知れませんが。
ぐっと我慢して。
どんと構えて笑顔を!!
ラストスパートをかけて合格を確実にするために。
秋冬からは集団塾だけでなく、自分の得意と苦手を伸ばすことをおすすめします。
ただ一人で伸ばすのはなかなか困難です。
あと一歩を伸ばすには、プロの手をかりましょう。
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