こんにちは。
現役塾講師さくらです。
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春には小6・中3となる受験を控えた2人の子どもをもつ母でもあります。
現役塾講師として中学受験・高校受験・大学受験を累計200人以上指導してきています。
中学受験をしているご家庭では一度はぶつかるであろう問題。
中学受験を継続するか、もうやめてしまおうか。
塾にいきたがらない。
勉強をぐずぐずしている。
模試の結果がうまくいかない。
本人がやめたいと言い出してきた。
中学受験の継続か、否かは家族でゆっくり会話する必要があります。
今日のブログは「中学受験をやめてしまってもいいんだよ」、という方向からお話をしていこうと思います。
中学受験をやめてしまう理由
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中学受験をやめようかなって、気持ちにぶつかる中学受験生はきっと多いはずです。
本当に辞めた方が良いケース。
中学受験をあきらめないほうが良いケース。
様々ですが、中学受験をやめてしまう理由にはなにがあるのでしょうか?
受験ストレスにつぶれそうになっている
中学受験は早い子では小4から。
本格的には小5から始まる長い受験生活です。
周囲からのプレッシャー。
本人が自分を追い込んでしまう。
など、受験ストレスを強く感じるケースは多々あります。
拒食や過食に走ったり、抜毛症や自傷などに走ることも多々あります。
本人とじっくり会話をし、もう限界かもしれないと感じているならば受験から逃げることだってありです。
もしくは、しばらく休塾をして受験勉強をお休みしたって良いのです。
健やかな健康よりも大切なものはありませんから。
受験生本人からの強い希望
受験生をする子ども本人が「どうしても受験をやめたい」と強く訴えてくることもあります。
なんとなく周囲の流れにのって中学受験を始めたけれど、やっぱりちがう。
受験をしたいのではなかったのかもしれない。
友達と離れたくない。
勉強をやめて、遊びたい。
大好きな習い事をしていたい。
いろんな理由があるでしょう。
受験するのは本人です。
やめたいという強い意思があるのなら、もう一度家族でしっかり話し合う必要があります。
その際は中学受験のメリット・デメリットをしっかり伝えた上で、本人に選択してもらいましょう。
家庭の事情
中学受験はどうしてもお金がかかります。
塾にも受験をするにも。
そして、合格してからもお金がかかってくるのは紛れもない事実です。
家庭の事情が変わり、経済的に難しくなったということもあるでしょう。
ただし、塾も費用の分割ができたり、
中学受験校にも成績優秀者の奨学金制度があったりします。
諦める前に調べられることは調べてもよいかもしれません。
中学受験はやめてもいい
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中学受験はやめてもいいのです。
整った環境で、同じくらいのレベルの友人と切磋琢磨し、多感な時期に高校受験をしなくても良いことは中学受験のメリットですが、途中で諦めて公立中学へ進学することが悪いということはけしてありません。
中学受験勉強が脳のエンジンを作ってくれている
途中離脱であっても、中学受験の勉強を一度したことは脳に【勉強をすることができる】エンジンの土台を作ってくれています。
ふつうに何も勉強をせずに公立中学に入学する生徒と違い、一度でも中学受験の勉強にふれて、小学生のうちに勉強をすることのベースを作れた人間は強いです。
また公立高校入試では中学受験を諦めた分、がんばるぞと奮起するケースもあります。
中学受験を決意するのはクラスの上位層が多いです。
上位の中でも奮起できる材料をもっている層は公立高校入試で強くなりますよ。
教育費がかかりすぎない
中学受験は教育費が多大にかかります。
中学受験塾の費用は高価です。
また直前期に個別指導や家庭教師をつけるとなると、さらに高価になることもあります。
しかも、合格したらもう塾代がかからないということはありません。
塾に気持ちをのせられて勉強していた子の場合は、自力では学校においつけず、やっぱり通塾することになるというケースは多々あります。
私立中の費用+塾代がかかってくることもあるということは想定しておきましょう。
中学受験をやめるということは上記の教育費はうきます。
教育費がかかりすぎないのは、中学受験をしないメリットです。
自分で決断したことで挫折感を感じない
不合格という小学生にはツライ挫折感を感じることないことはメリットの一つです。
自分で決断して、中学受験をやめたのだ、ということで挫折感を強く感じることは無くなります。
本人はやめたいっていう状態で、無理矢理中学受験を続けてもあまりよい結果はでません。
とはいえ、結果が全て不合格となれば、はじめての挫折が今後の人生に影を落としかねません。
中学受験を自分でやめるということは挫折感を感じないというだけでも良いことかもしれません。
我が家のケース
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我が家の長男は中学受験を自分からあきらめたタイプです。
提出物がきちんと出せない。
打ち込みたいスポーツがある。
そこそこの基礎学力はある。
ということで、親としては彼にはやりたいスポーツが強い私立中でのびのびとした6年を送ってほしいという思いがありました。
そんな彼が小6の秋。
「友達と離れたくない。
高校に行ったら、どうせ離れるのだから。
あと3年は仲良しの友達と楽しく過ごしたい。
地元の中学にいきたい」
と訴えてきました。
公立のメリットデメリット。
私立のメリットデメリット。
上記を伝え、彼に選択してもらった結果は地元の公立中への進学でした。
中学に入ってからも仲が良かった友達と楽しそうに通学し、同じ部活で笑顔でいる姿をみると彼の選択はこれでよかったんだろうな、と母としては思っています。
最後に
小学生にとって、中学受験を乗り切るのは簡単なことではありません。
もしお子さまが「受験をやめたい」「塾に行きたくない」と言い出した時、親としてはあわてるかもしれません。
ゆっくり話し合いをし、一時の感情なのか、本心なのか。後悔はしないか。
納得のいく結論を子供と親と双方で話し合いましょう。
中学受験をあきらめたからといって、不幸になるなんて事はありません。
そして、今まで勉強してきたこともけして無駄にはなりません。
すべての子どもたちが幸せな決断をしていけますように。