市立広島中等教育学校のオープンスクール&入試説明会に行ってきました。
市立広島中等教育学校って?
2014年4月1日に開校した広島県で最初の中等教育学校。
略称は「市立広島」、「市広」。
前身は広島市立安佐北中学校・高等学校。
アクセス
広島県広島市安佐北区三入東1丁目14-1
バス
広島駅・バスセンターより
広島交通「桐陽台団地」行きに乗車
広島中等教育学校 停留所下車すぐ 約50分
JR・バス
JR可部線可部駅下車後、広島交通「桐陽台」行きに乗車
広島中等教育学校 停留所下車すぐ 約15分
自家用車
山陽自動車道広島インターチェンジから
国道54号線(可部バイパス)経由 約30分
持ち物
うわばき、保護者スリッパ、くつをいれる袋。
あればよかった⇒あったかい上着(雨の10月はとても寒くて震えました)
オープンスクール&入試説明会
案内役の生徒の名札には出身小学校名が入っていました。
ぐーんと親近感がわきます。
生徒の主体性を売りにしていることもあり、
オープンスクールの前半は在校生の3年生(中3)主体での学校紹介でした。
学校の様子がよく分かる「市広テレビ」
←ホームページから見れるバーチャルオープンスクール。
台本撮影編集全て生徒がしたそうです。
行事は生徒主体っていうのは魅力的ですね。
前半の生徒さん主体のオープンスクール内容は調べたりして追加したいこともあるので、
またまとめるとして、後半戦からレポしていきます。
市広セールスポイント
校長先生の挨拶から、どんな学校を目指しているかの理念について。
東大生協で一番売れた本『思考の整理学』外山滋比古 著からの引用を
人間にはグライダー人間と、飛行機人間がいる。
グライダー人間とは指示をうけるとできる人間。いわゆる受け身型。
飛行機人間とは自ら問いをたてて、解決できる人間。
今の学校教育はグライダー人間育成に偏っているけど、市広は飛行機人間を育成していく学校でありたい、と。
理念はステキです。
ただ、、、公立は教員の異動もあるからなぁ・・・というのはやっぱり懸念材料。
理念をふまえてのセールスポイントは
- 自慢の生徒
今日の企画・運営・すべて生徒です。
ところどころ流暢な英語もはさみ、さすが英語教育に力をいれているだけあるなあと感じました。
夢を育み、志を高め、自己実現できる生徒たちが第一のセールスポイント - あたたかい教職員
より良い環境作りにつとめている。 - LISI(立志)プロジェクト
理念をかなえるような、自分で問いをたて、自分で解決できる人間を育てるためのプログラム。
知的探求を高め、大学の卒論のような研究が在学中にできるそうです。
年間行事
7月:昇陽祭 (文化祭)
9月:体育祭
12月:合唱祭
1年
5月:4年生と郊外ウォーク
学習合宿(1泊2日)
2年
10月:インターンシップ
2月:お茶会
3年
5月:広大訪問
12月:イングリッシュキャンプ(東京)
4年
7月:平和ガイドボランティア
5年
10月:オーストラリアホームステイ(7泊8日)
1期生の合格実績
1期の卒業生109名(国立進学56%)
大阪大(3)、九州大(8)、横浜国立大(3)
広島大(4)、千葉大(1)、金沢大(1)
熊本大(1)、岡山大(3)、山口大(6)
愛媛大(2)、電気通信大(2)、横浜市立大(2)
まだ一期生の結果が出たばかり。
県立広島も合格実績どんどん伸ばしていますし、今後に期待です。
授業料
中学生 授業料 無料
諸経費 13,000円(修学旅行積み立て代含む)
高校生 授業料 約10,000円
諸経費 17,000円(修学旅行積み立て代含む)
令和3年の選抜方法について
現在のところ、例年通り。
適性検査Ⅰ(社会・国語)40分
(配点:問1 30点、問2 70点)
↓
適性検査Ⅱ-Ⅰ(算数)40分
(配点:問1 30点、問2 35点、問3 35点)
↓
適性検査Ⅱ-Ⅱ(理科)40分
(配点:問1 42点、問2 30点、問3 28点)
↓
昼休憩
↓
面接
受験生6~8名:面接官2名
1人1人に1~2分質問。
・通常考えられる質問をします。
・志望理由書について書いた内容を確認しておきましょう。
・TPOにそった態度、言葉遣いができるようにしておくべし。
※待ち時間も見られています※
オススメ適性検査対策
- 基礎学力を上げる
⇒小学校6年間の総復習を。 - 計算・漢字
⇒トレーニング、速く正確に。 - 読解力
⇒長文を読むことに慣れましょう。 - 思考力
⇒比べる、分類、関連づける癖を。 - 表現力
⇒言葉、文、図、式などで分かりやすく説明する訓練を。
キャンパスツアー
講堂での説明会のあとは、在校生の案内で校内ツアーに参加しました。
広い体育館。
校内のあらゆるところに貼られている英語の案内や数学の公式。
自習スペースはちょっと少なめだけど、興味深い書籍がつまった図書室。
実際に授業しているところを見学もできました。
英語などは8人くらいの少人数で、目も行き届いてよさそうだったなあ。
気になったのは男女比。
どのクラスを見てもどう考えても女子が多い。
案内役の生徒さんにきくと、女子のほうが多めらしい。
学年によっては男女比が男子:女子=1:2の学年もあるそうだ。
適性検査自体が言語能力を問う問題でもあるので、成績順で合格ならば言語能力優位な女子の方がやっぱり多めになるんだろうなあ。
まとめ
まだまだ1期生を今春送り出したばかり市立広島。
ライバル視されている県立広島にはまだ実績は及びませんが、
広島市内にあるし、何より公立一貫高なので学費は安めで今後も人気は上昇していくでしょう。
生徒が自主的にのびのび学校生活を送っていることが印象的でした。
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